20世紀初頭、アールデコの香り漂うフランスで生まれた、優美なピアスです。 メインストーンには、当時の技術で生まれたシンセティックサファイア。 天然サファイアと化学組成、結晶構造ともに同一の素材で、20世紀初頭より徐々にジュエリー界に普及しはじめ、当時の技術の進歩を象徴する画期的な素材とされました。 上質なブルーを手頃に楽しめることから、アールデコ期のファッションジュエリーにも多く用いられていました。 雫のように優雅なペアシェイプカット。 面の少ないシンプルなカットが、透明感のあるロイヤルブルーの美しさを引き立てています。 ダイヤモンドは、繊細なローズカット。 わずかな光をもとらえ、静かにきらめきを放ちます。 フックは、フランスらしい柔らかなカーブのフレンチフック。 動くたびにやさしく揺れ、軽やかな余韻を残します。 フック部分には、「12」の刻印が確認できます。 これは当時使われていた12ctゴールド（純度50%）の証で、現在ではほとんど見かけることのない、歴史が息づく金品位のひとつです。 19世紀末から20世紀前半にかけて、主に一部の工房や輸出向けジュエリーに用いられていました。 お写真のお箱付きです。 ピアスのフックに緩みはなくしっかりと留まります。 行く先々の所有者によって大切に扱われていたことが感じられる状態が良いお品です。 天然ダイヤモンド、合成サファイアにつきましては、専門機関にて鑑別済みです。 お写真の鑑別書をお付け致します。 表面に僅かな小傷が見られますが、肉眼では目立たず欠けや割れのない美しい状態です。 ギフトラッピングでお届け致します。 ※当商品ページ内のすべての写真と文の転載はご遠慮ください。 無許可の転載、複製、転用等は法律により罰せられます。 ※当店の商品を無断転載した詐欺サイトにご注意下さい。 ● 素材　　 12ctゴールド(刻印あり) 天然ダイヤモンド 合成サファイア 【鑑別書付き】【品質保証書付き】 ● 年代　　20世紀初頭 ● 国名　　フランス ● サイズ　全長約3.5cm ● 重量　　約1.0g ●状態 古いお品物のため、全体的にアンティーク特有の型崩れや擦れ、薄汚れ、くすみ、擦り傷などが見受けられます。 これらの状態をアンティーク特有の風合いとしてご理解いただける方にご購入をお願い申し上げます。