以前オークションサイトで購入したデ・ラ・ルー社のオノト万年筆（ONOTO THE PEN）です。当時の出品者様によれば、本品は1930年代の製品だそうです。比較として写しているパーカー75は付属しません。 インク吸入はプランジャー式で、オノト専門の調整師さんに依頼して修理済みのため問題なく動作しますが、密閉率が高いせいかプランジャーの押し引きはかなり固いです。当方の場合、片手で胴軸をしっかり握って、もう片方の手でプランジャーの棒が折れないようにまっすぐ力を入れるように注意して使っていました。 14CTの３番ニブは柔らかいタイプで、写真にあるように筆圧の強弱で字幅にかなりの変化をつけられます。インクフローがかなり良いので、日本製のフローの良いインクを使うと字幅はより太くなるかと思います。 首軸・胴軸・尻軸・キャップのエボナイトに変色、ペン先のメッキに欠けなど全体的に使用感はあるので「やや傷や汚れあり」としていますが、年代から考えれば状態は悪くないのではと思います。オノト万年筆ならではの柔らかい筆記感に興味がある方、いかがでしょうか。 なお、返品は受け付けられませんので、文章と写真をよくご確認の上、質問があればコメントでお尋ねいただき、ご納得の上で購入ください。また、細かいキズを気にされる方は購入をお控えください。 最後に、年末年始は発送まで時間がかかる可能性があることを予めご了承ください。