ニッケルズマール Leica Summar 50mm f2 レンズ

安心のオーバーホール済み ライカ ニッケルズマール 5cm F2 1934年製造。癖玉として名高いSummarが沈胴鏡胴になった頃に製造されたニッケルメッキの通称ニッケルズマールです。 1932年発売。銘玉初代Summicronの前モデルで、常に霧のかかっているような強烈なフレアとボヤけた写りでお馴染みの癖玉、迷玉として名高いレンズです。状態の良いものでは逆光時にサークルゴーストを出します。オールドレンズに恋をした方には是非一度試していただきたい一本なのです。 通常のクロームとは違いやや金色がかった色が美しく特にブラックペイントのカメラに映えるのが魅力です。 当時コーティング技術が未熟で本来のダブルガウスタイプの構造上光源には過敏に反応します。癖玉の神髄を是非お楽しみください。 逆光などの条件下ではヴェールを、まとったような柔らかい描写、独特のゴーストの演出など楽しめます。 実際にこのレンズを使った作例を用意しました。 後半の2枚はあえてイジメのような厳しい環境のフード無しの逆光にしましたがゴーストとほんのりヴェールの様な優しいフレアが入るのみでズマールとしては大変良好な写りをしてくれました。 【外観】 90年以上のレンズなので使用によるキズなどはありますが年代を考えても比較的に綺麗と感じます 【光学】 黒い点に見えるのは当時として良いレンズの特徴である気泡です。 ズマール故に前玉の比較的軽微なクリーニングマークはありますが今まで数本所有してきたズマールの中では山崎ズマールを除いて最も良い状態だと感じています。 強い光を通してもクモリがほぼ見られず極めてスカッと抜けて見えます。 極々微小のカビ跡、チリの混入がありますが撮影に影響は感じられませんでした。 【動作】 絞り羽は油浮なくカラッとしています 絞りリングはしっとり滑らかに動作します ヘリコイドはまるでバターをナイフで切ったようなしっとり感でとてもスムーズな感触で気持ち良いです 沈胴は軽くもなく重くもなくスムーズです 沈胴ロックもきっちり程よい抵抗で動作します 【付属】 レンズ本体、純正フロントキャップ（使用につき傷が増えることがあります）、リアキャップ、レンズフィルター 防湿庫保管 ライカスクリューマウントです。 評価は主観です。新品ですのでご理解ください